まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

信楽焼

2005年2月に中部国際空港常滑市沖に開港。知多半島南西部にある人口5万5千人の都市は、セントレアへの玄関口としてその名を全国に轟かす。ところで、良質の粘土を産出する常滑は、焼き物の産地でもある。平安末期に始まった窯業は、鎌倉時代に入り壺や瓶の生産で隆盛を極めたという。本日話題の信楽焼は、常滑焼の流れを受け継ぎ鎌倉時代に開窯。室町時代に入り、茶器の生産で知られるようになる。代表的な信楽焼といえば、狸の焼き物。「狸」ということばが「他を抜く」に通じるため、縁起物として商店に飾られるようになったらしい。まちゃつの机上でも愛嬌のある表情で見上げている。狸が作られ始めたのは、戦後のこと。意外に歴史は浅い。型にはめて作った体の前半分と後ろ半分を内側で接着してある。手にとって、足の裏の穴から覗けばよく分かる。まちゃつも信楽を2度訪問。昭和26年の行幸の際、昭和天皇がお詠みになった和歌を紹介して本日は終了する。

をさなどきあつめしからになつかしも
信楽焼の狸をみれば


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『高気圧帯ね(コウキアツタイネ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:温帯よりもちょっと暖かい。