まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

アオサギ

職員を慰労するため、武田尾温泉に出かけたのは14年前。日月を利用した1泊2日の旅である。武庫川の上流、都会の喧噪とは無縁の静かな山間までJR大阪駅からわずか40分。宝塚駅までの30分は、どうってことはない都会の車窓風景が続く。アーバンエリア故、風情がないのは致し方ない。が、最初のトンネルをくぐると、雰囲気は一変。新興住宅地、西宮名塩に到着する。巨大な斜行エレベーターに乗車し、戸建てを中心とした広々とした住宅団地を見たい気持ちに駆られるが、そのまま乗車し武田尾に向かう。長い名塩トンネルをくぐり、鉄橋を渡ると武田尾駅。直線の少ない別世界に到着した。川も山も木も目に優しい曲線の世界。鳥のさえずりも聞こえる。一時代前にタイムスリップしたかのような不思議な感覚に陥る。粋な計らいをするトンネルだ。宿は左岸(宝塚市)に1軒、右岸(西宮市)に2軒。予約したK葉館は左岸にあった。卓球、入浴、宴会、カラオケ、麻雀と続き就寝し、6時半近くに目覚める。11月中旬故、夜は明けたばかり。それとなく川面に目をやると、岩の上に大形の鳥がいる。灰色の背面に青黒い翼、頭部には飾り羽。アオサギである。獲物を探しているのか、ぴくりとも動かない。15分ほど経過してわずかに頭部が動くものの、その後の姿勢は7時過ぎまで不動。一瞬のジャンプで狩りを成功させると、魚を呑み込み何処となく飛び去ってしまった。都会ではなかなか見られない思い出である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『魔界じゃ(マカイジャ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:国名。