まちゃつの徒然日記

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高取城趾

1704(元禄17)年にわずか225日で完成した大和川付け換え工事。担当した大名の1人が植村左衛門佐。居城は本日話題の高取城である。高取城は鎌倉末期の1332(元弘2)年、越智那澄により築城されたのが始まりという。建武の新政が始まる2年前のこと。その後、城主は筒井順慶、本多利家と移り変わり、江戸初期から幕末まで植村氏が高取藩2万5千石の城主を務める。山城だが、城郭の規模が大きい。面積6万平方メートル、周囲は30キロメートルに及ぶ。維新後に郡山城と共に廃城の憂き目を見るまでは、三層の天守の外に小天守を備え、櫓27(!)、門33(!)、土塀2.9キロメートルの偉容を誇ったという。建物こそないものの、現在でも10メートル超の石垣を始めとして、さまざまな遺構が残されている。規模を実感するには、ハイキングが一番。が、歩くのは昼なお暗い細道。上り坂の未舗装路で草ぼうぼうとくれば、女性でなくても心細くなる。そんな方には、奈良産業大学制作のCG動画がお薦め。冠木門から大手門・天守まで歩行する感じで再現してくれる。もっとも、比高390メートルは歩かないと実感できないかも。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『あ、ドル要らん(アドルイラン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:漢字では愛蘭。