まちゃつの徒然日記

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マルサス

マルサス(Thomas Robert Malthus)は、『人口論』を著したイギリスの経済学者。1766年2/13〜1834年12/23。7人兄弟姉妹の6番目としてロンドン近郊サリー州ウエストコット近くに生まれる。住居は、“country house”(貴族や富豪の所有する田舎の邸宅)。裕福な家庭だったのだろう。見知らぬイギリス人同士が、挨拶程度に天気や住所の話をしたとする。アクセントや訛りから、たちどころに教育のレベル(時には大学名まで)から暮らしぶりまでが判明する。階級(AからE)が違うと会話はそれっきりになる。現代のサリー州は、ロンドンの通勤圏。豊かな中流階級が住む地域というイメージがあるらしい。『ハリーポッターと賢者の石』でハリーが居候しているダーズリー家は、サリー州に居住している設定となっている。18歳でケンブリッジ大学ジーザスカレッジに入学。カレッジ毎に紋章や独自のスカーフカラーが決まっているが、ジーザスのスカーフカラーは、黒赤黒。歴史上の人物故当然成績優秀であるが、特に優れていたのは数学。25歳で修士論文にパス。研究員となる。32歳の時『人口論』を発表。「世界の食料生産は算術級数的(例えば、3,5,7…)にしか増加しないが、人口は幾何級数的(例えば、4,12,36…)に増加する。したがって、社会には常に貧困がつきまとう。これは一種の自然現象であり資本主義社会の欠陥ではない」と主張し、早婚の禁止を訴えたという。現代日本少子化を泉下で知れば驚くだろうが、地球規模で考えるとマルサスに「そらみたことか」と言われそうである。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『詫び誓え、いうぞ(ワビチカエイウゾ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:君子とはほど遠い歌舞伎俳優。