まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

つり輪

通知表で体育に5がついたことは、残念ながら一度もない。頑張っても4止まりなのだが、次は5の評価がいただけるかなと期待したことは何度かある。H高校2年の秋「今日からはコウギに入ります」M井先生の声が体育館に響く。四十路前で体育科の中では言葉遣いが丁寧なタイプ。「コウギのコウはタクミという字、ギはワザという字を書きます」きょとんとしている生徒が結構いる。まちゃつもその1人。「匠」という字を連想していたからである。やや間があって「巧技」と気付く。「つり輪、平行棒の順で進みますが、腕力が必要とされます。例年、つり輪では3分の2の生徒が上へあがれません。ぶら下がったまま、みの虫のように惨めな姿をさらします」しめしめ、腕力なら自信がある。教えられた通り、軽くジャンプしてリングをつかむ。体を伸ばしたまま揺れが収まるまでちょっと待つ。力を込めてリングを胸元まで引き寄せ、握りを変える。第2関節と第3関節の間で支えているリングを手のひらで支えられるように手を輪の内側にねじ込む。握りを変えるのに成功したら、リングを真っ直ぐに押し下げる。腕力が充分なら心配ないが、リングが体から離れないように注意が必要。力の入れ方にバラツキがあったり、リングが体から離れ過ぎたりするとあっという間に落下。みの虫状態となる。つり輪に上がったら、静かに両脚を上げていき上半身と下半身とを直角の状態にする。足指の先まで真っ直ぐに伸ばし5秒間静止し合格した。確かに、つり輪に上がれたのは男子の3分の1。そこから脚前居まで演じられたのは、4,5人であった。平行棒での蹴上がりもきちんとこなせたのだが、評価はやっぱり4であった。さすがに高鉄棒での蹴上がりも出来なくなっただろうと思われる、まちゃつの今日この頃である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『籠化身(カゴケシン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:居丈高な態度。