まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

天正遣欧少年使節

キリスト教には大きく分けて、カトリック(旧教)とプロテスタント(新教)とがある。ローマ市内にあるヴァチカンは、カトリックの本山で世界一小さな国。現法王は、ベネディクト16世。枢機卿達が法王を選ぶ選挙の名称がコンクラーヴェ。「根比べ」を連想させる。国は小さくても、旧教国の信者10億人に与える宗教的影響力は圧倒的。426年前の今日(1585年3/23)、ローマ法王グレゴリウス13世に謁見した日本人がいる。ヴァリニャーニの企画により、九州のキリシタン大名である大友宗麟有馬晴信大村純忠が派遣した少年達、伊東マンショ千々石ミゲル中浦ジュリアン原マルチノの4名である。1582年出発し1590年に帰国。現代なら航空機で12時間のところを往路に3年(!)、帰路に5年(!!)を要している。そもそも便数が少ない上に、風待ちもあったのだろう。活版印刷機を持ち帰っているが、バテレン追放令が出た後故、国内での居心地は良くなかったか。正使、伊東マンショは1612年長崎で死去。正使、千々石ミゲルは後に棄教。副使、中浦ジュリアンは1633年に殉教。副使、原マルチノは1629年に追放先のマカオで亡くなったという。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『おとう、言う(オトウイウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:昨日の日記に出ている。