１９３２年、ロサンゼルス・オリンピックの馬術障害飛越競技で金メダルを獲得。以後今日まで７９年間、同競技で銀銅を含めメダルを獲得した日本人は皆無。愛馬ウラヌス号はフランス産。イタリアにて２０００円で入手。高価故に陸軍は費用を拠出できず、本人が購入したものという。障害を飛越する際、緊張するのは馬も同じ。高さは１２０センチ、１６０センチ。障壁、水濠、バー、ダブル、トリプル障害を前にして停止したり、避けたりすれば減点４。馬が後退したり回ったりして、反抗したと見なされると減点４。反抗２度で失権。調教の技術も問われるが、高いレベルで人馬が一体となり競技に臨めるか否かが勝敗を分ける。男爵家生まれ故、海外ではBaron Nishiとして知られる（１９０２年７／１２〜１９４５年３／２２）。６６年前の今日、硫黄島で戦死している。守備隊２万余名の内、９６％が戦死というから壮絶の一語に尽きる。昨年、米国立公文書館の資料から新たに日本兵を埋葬した地点が明らかになったという。国には１日も早く遺骨収容に着手して貰いたい。国のために死ぬ人などいなくなってしまう。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『樒の竿（シキミノサオ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：本州最南端。
