まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

David Niven

1956年のアカデミー作品賞を獲得したのは、『八十日間世界一周』。ヴィクター・ヤング作曲の優しい調べにのせて、スペイン、中東、インドなどの美しい風景を堪能できる。もちろん日本も登場。横浜の風景はちょっと陳腐であるが、明治5年頃をハリウッドが描くのだから致し方ない。主人公の英人貴族、フォッグ氏を演じたのが本日話題のデヴィッド・ニーヴン。mustache(口ひげ)が特徴。映画界で「粋の化身」と呼ばれたロンドン出身の男優。本名は、James David Graham Niven(1910年3/1〜1983年7/29)。父親は軍人で、第一次世界大戦中に戦死。サンド・ハースト士官学校卒。マルタ島に2年、ドーヴァーに数カ月駐屯。中尉に昇進したものの、安穏な陸軍生活に嫌気が差し23歳で除隊。アメリカ大陸に渡り、セールスマン、ウィスキー販売、ロデオの興行など様々な職を経験。ニューヨーク、アトランティック・シティ、キューババミューダを転々。24歳でハリウッドにたどり着く。エキストラで出演しようとしたが、就労許可証がないため一旦メキシコに出る。アメリカ人ハンターが使用するライフルの清掃をして暮らす。イギリスから出生証明を取り寄せ、アメリカ領事館から在留許可証を得たという。いやはや、大変。ハリウッドに戻って最初の仕事は、西部劇でのメキシコ人役。もちろんエキストラ。25歳頃まで台詞のない役を5,6回こなす内に、プロデューサーのサミュエル・ゴールドウィンの目の留まったという。29歳までに19の作品に出演。エロール・フリンローレンス・オリヴィエらと同様に、ハリウッドでイギリス人俳優として認められるようになる。第二次大戦(1939年〜1945年)が勃発すると、ハリウッドの俳優として最初に応召。陸軍大佐として終戦を迎えている。1958年の『旅路』でアカデミー主演男優賞を受賞。まちゃつが勉強部屋にポスターを掲示した唯一の俳優である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『船井が買う(フナイガカウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:日記『断腸亭日乗』で知られる。