まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

菜の花忌

大阪から引っ越して奈良県のT麻町(現葛城市)に15年間住んだことがある。司馬遼太郎も子どもの頃暮らす。御母堂の実家があったからという。『街道をゆく』を読んで偶然知る。満州事変の前後と書いてあるから、1931(昭和6)年頃だろう。司馬少年は8歳くらいか。当時も大阪まで電車で45分。でも、子ども達の行動範囲は、せいぜい隣村まで。記述からは、海を見たことない子ばかりだったことがうかがえる。竹ノ内峠にカミの池と呼ばれる大きなため池がある。「『海ちゅうのは、デライけ?』『デライ』『カミの池よりデライけ?』『向こうが見えん』というと子供たちは大笑いし、そんなアホな池があるもんけ、と口々にののしり、私は大うそつきになってしまった」とある。『街道をゆく』には「大和で、この角度から見た風景がいちばんうつくしい」と述べられた場所が出てくる。長尾村の北端である。袖振り合うも多生の縁というから、まちゃつも出かけてみた。なるほどと思ったから、季節も時間帯も異なるが絵を描いてみた。四半世紀前の思い出である。今日は、司馬遼太郎の命日に当たる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『蒲団道化(フトンドウケ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:47ある。