まちゃつの徒然日記

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中村公園

吉川英治作『新書太閤記』。大学2回生の春、駒川商店街南外れのK書店で愛蔵版四巻を買い求める。夢中になり、3週間程で一気に読了。手元にあるので、出だしをちょっと。「日本の天文五年は、中国の明の嘉靖十五年の時にあたる。日本では、その年の正月に、尾張の国熱田神領の――戸数わずか、五、六十戸しかない貧しい村の一軒で――藁屋根の下の藁のうえに奇異な赤ン坊が生まれていた。後の豊臣秀吉である」1939年2月から読売新聞に連載を開始したものという。大学の同級生、同姓のHは名古屋の出身。秀吉生誕の地に出かけてみたくなり、この年の夏炎天下の中村公園を訪れた。40年近く前のこと故、大きな建物が林立する今とは大違い。名古屋市営地下鉄は、まだ東山線名城線しかない。中村公園駅から地上に出ると、見えるのは木造家屋ばかり。名古屋駅より東側が繁華なのに対して、西側は寂しすぎる。金沢駅も同様だったなどと考えながら北へ歩く。10分程で到着。期待していたほど立派ではない。豊国神社、秀吉生誕の小さな記念碑、産湯を汲んだ井戸、加藤清正の建立した妙行寺などを見て回る。現在なら、当時より資料が豊富に展示されている。1階は図書館、2階が秀吉・清正記念館・3階は小劇場から成る、中村公園文化プラザに出かけてみては如何? 入場無料。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『痩せよ、精進せい!(ヤセヨショウジンセイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:男性御法度。