まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

Robert Falcon Scott

99年前の今日、イギリスのチームが南極点に到達している。寒気のため雪上車は2台とも故障。馬を失い、最後は人力でそりを引いての達成である。隊長は、本日話題のロバート・スコット。南極点到達を目指したライバル、探検家ロアール・アムンセン(ノルウェー隊)が最初に到達してから約1ヵ月後のこと。極点でスコットの視野に入ってきたのは、ノルウェー国旗とテント。中にはアムンセン隊がスコット隊に残した食料と手紙があったという。落胆したであろうが、1番になれない覚悟は出来ていたらしい。極点近くで、アムンセン隊のそりの跡を発見していたからである。だが、帰途に待ち受けていたのは悲劇。季節外れのブリザードが10日間吹き荒れる。スコット隊は、3/29までに5名全員が遭難死。救援隊に発見され、遺体が収容されるには10月を待たねばならなかった。ロバート・スコットは、1868年6/6プリマスの生まれ。プリマスは、グレートブリテン島南西端に近い港町。1620年、メイフラワー号が出帆した場所でもある。代々軍人の家柄故か、13歳で海軍兵学校に入学。20歳で海軍大学卒。三十路に入った1901年から1904年にかけて、シャクルトンらと共にディスカバリー号で南極探検に出かける。この時、極点まで700kmの地点まで近づいている。テラ・ノヴァ号に乗船し南極点到達を目指すのは、1910年6/1。42歳を迎える直前である。男の厄年やでーっ。1911年1月、極点往復のための前進基地(燃料や食料を貯蔵)作りを始める。ベースキャンプをいくつも設ける、エベレスト登山と同じ考えである。凍傷で手の自由が利かない中で書かれた日記の文字は読みづらい。最後の文句は、“We shall stick it out....For God's sake,look after our people.”「最後まで頑張る、…残された家族をよろしく」。ロンドンのウォータールーには、彼の銅像があるという。英国人の誇りである。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『味噌、撃つ気?(ミソウツキ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:初夏の夕暮れに白い花が咲く。