１９８３年、ワーナー・ブラザーズ配給の映画。１９６１年、ソ連のユーリ・ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功。米ソの宇宙開発競争は熾烈を極める。米国は初の有人宇宙飛行を目指す、マーキュリー計画（１９５９年〜１９６３年）を策定。空軍、海軍、海兵隊の精鋭パイロット達が宇宙飛行士候補に応募する。だが、誰もが一目置くナンバーワンのテストパイロットである、チャック・イェーガーは応募しない。イェーガーは後に、人類初の音速の壁を破ったパイロットとして歴史にその名を刻む。宇宙飛行士の選考作業が始まる。過程が面白いのだが、ここではカット。選出された７名はオリジナル・セブンと呼ばれ、一躍米国民の人気者と化す。空軍出身は、ヴァージル・ガス・グリソム、ディーク・スレイトン、ゴードン・クーパーの３名。海軍からは、アラン・シェパード、スコット・カーペンター、ウォルター・シラーの３名が選出される。海兵隊から唯一選ばれたのは、ジョン・グレンである。英国製の人形劇『サンダーバード』に登場する男性名は、ここに淵源がある。１号のスコット、２号のヴァージル、３号のアラン、４号のゴードン、５号のジョン。名誉なことである。チャック・イェーガーが試作機F-１０４「スターファイター」で高々度の新記録を樹立するまで上昇し、きりもみ状態から生還するシーンにはハラハラさせられる。本日のお勧めは、１９８３年ワーナー・ブラザーズ配給の映画である。因みに「スタッフ」の綴りは“stuff”。映画の原題“The Right Stuff”の意味は『正しい資質』。“staff”だと、「職員、社員」の意味になっちゃうよ、高校生諸君。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『栗、加担したぜ（クリカタンシタゼ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：岩手県にある都市。
