まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

叫び声

2010年4月26日(月)、朝から勉強部屋でブログを書いている。午前10時前、洗濯室からトフコさんの叫び声。(ゴキでも出たかな? 退治に行くとするか。ここ16年ほど我が家では見かけないが…)と思いつつ移動すると、何でもないとのこと。叫び声を上げさせた犯人は、丸まったまま放置された髪留めの黒ゴム。石けんを手に取った際、それに付いていた長い髪の毛に触れてしまったという。すると、黒ゴムはまるで生き物のように動き、近視の妻に叫び声を上げさせたという顛末である。動かぬはずの物が俊敏に動いたため驚いたのであろう。話は変わるが、『徒然草』第八十九段に「奥山に猫またというものありて」と題する文章がある。「猫また」は、人を食う伝説上の化け物。猫が年を経て変じるもの、と当時信じられていた。化け猫の被害に遭うのは、何阿弥陀仏(なにあみだぶつ)とかいう連歌師。用心せねばと心していた頃、連歌の会に招かれ賞品として扇、小箱などを得る。懐に入れ、夜道を1人で帰宅。化け猫は、いきなり足元に近づいたかと思うと僧の首辺りに食いつこうとする。驚いた僧は、足も立たない状態で小川へ転げ込むと「たすけよや、ねこまた。よやよや」と叫んでしまう。松明をともして近隣の人々が駆けつける。賞品は水につかり、連歌師はずぶぬれ。話にはオチがある。猫またの正体は、本人の愛犬。暗いけれど、主を見分けて飛びついたという訳。疑心が生ずると、何でもないことまでも疑わしく恐ろしく感じられる。疑心暗鬼は、黒ゴムや猫またよりも怖い。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『スマップ、括らん(スマップククラン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ドイツ物理学の父。