まちゃつの徒然日記

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KS鋼

1916(大正5)年、東北大学の本多光太郎博士により、それまでの3倍の磁力を持つ最強の磁石が開発された。コバルト、タングステン、クロムなどを含む鉄の合金である。KSは、研究費を出した住友吉左衛門の名に由来。吉左衛門の名は、住友家当主代々の通称名であり3代友信に始まるという。本多記念館HPに依れば、光太郎は1870(明治3)年2月23日に愛知県矢作町(現岡崎市)で農家の三男として誕生。1897(明治30)年、東京帝国大学物理学科卒。ドイツ、フランス、イギリスに留学後、1911(明治44)年に東北帝国大学教授となる。1916(大正5)年、KS鋼を発明。1933(昭和8)年、ニッケル、アルミニウム、チタンの鉄合金の新KS鋼を開発。KS鋼の3倍のパワーを誇ったという。岡崎市東公園内に本多博士の勉強部屋が保存されている。生家からの移築。一部2階建て。展示物の数が寂しいけれど、興味のある方はどうぞ。ハードディスクのヘッド、ヘッドホン、携帯電話、ハイブリッドカーに使用される、当代随一のネオジム磁石(製品名NEOMAX)の源は、明治の日本人に遡ることができる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『いつしか三権さ(イツシカサンケンサ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:民主党の大物を起訴。