まちゃつの徒然日記

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エルシーメイト

蛍光表示管で電卓の数字を表すのが当然だった1973年頃、液晶で数字を表示しているメーカーがあった。シャープである。EL−805は、シルバーを基調としたボディ。小型手帳サイズの上端、液晶表示部には黒い樹脂のカバーが付いている。1度押すと電源がON。カバーが開き表示部が現れる。カバーを閉めると電源OFFとなる構造。蛍光表示管を使った製品の方が見やすかったが、他社製は消費電力が大きい欠点を抱えていた。しょっちゅう電池を取り替えねばならない訳である。その後LEDが蛍光表示管に取って代わり、今では液晶ディスプレイが当たり前になっている。電池も使用しない。衝撃的だったのは、1977年に「ボタン戦争は終わった」のキャッチコピーで登場したEL−8130。厚さは、わずか5ミリ。ボタンの代わりにタッチキーを採用。タッチキーに触れる度に、ピッピッと音がして入力確認が出来る。エルシーメイトは、電卓の代名詞となる。「エルシー」って、もしかして“Elsie”に由来している? シャープ電卓は、女性なの? などと考えたことがある。“Beth”“Bessy”“Eliza”“Liz”“Lizzy”“Elsie”などは“Elizabeth”の愛称だからである。でも、気の回し過ぎか。単に「液晶」“liquid crystal”の頭文字“LC”に「仲間、相棒」を意味する“mate”を付け加えたネーミングだと解釈するのが当たっているのかもしれない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『魔の際よけろ(マノキワヨケロ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:道鏡皇位につくのを阻止。