まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

インテルサット

商業通信衛星を赤道上空3万6千キロの静止軌道に打ち上げ、音声や画像に加えデータ通信サービスを提供しようと1964年に発足した国際機関がインテルサット。日本を含む18ヵ国が参加。現在では、ワシントンD.C.に本社を置く私企業となっている。話はさかのぼって、国際間の通信を無線や海底ケーブルだけに頼っていた1961年。人工衛星を利用したデータのやり取りを呼びかけ強力に推進した人物がいた。米国第35代大統領、ジョン・F・ケネディである。「すべての国が参加できる単一のグローバル通信衛星を実現しよう」と演説したのは、同年7月。翌1962年NASAは、大西洋上にテルスター1号、太平洋にリレー1号を打ち上げる。ただ、これらの衛星は現在のような静止衛星ではなく、地球を3時間で一周する低軌道の衛星であるため、同じ軌道に多数の衛星を打ち上げる必要があった。“relay”とか“1号”とか命名された所以である。費用がかかる上に、地上局には追尾装置も必要。代わりに静止衛星が打ち上げられることとなったが、高度の技術が必要。1963年2月に打ち上げられた初の静止衛星シンコム1号は、電気回路の故障のためたった1日で連絡途絶の憂き目に。同2号は打ち上げには成功したものの、軌道投入には失敗。33°の軌道傾斜となる。地上から見ると「8」の字状に動く不完全な静止軌道をとったという。7月打ち上げのシンコム3号でやっと成功。日付変更線上空の軌道に静止し、東京オリンピックを全世界に中継することに成功。今日の放送衛星への道を開く。1963年の今日、11月22日(日本時間23日未明)は、日米間で通信衛星を利用した初の映像のやり取りが行われる予定であり、大統領の日本へのメッセージも含まれていたが、飛び込んできたのは臨時ニュース。ケネディ大統領がテキサス州ダラスでオープンカーによるパレードの途中、狙撃されたというものであった。小5のまちゃつが猩紅熱にかかり、3週間隔離病棟に入れられるちょっと前の出来事である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『ハマチというやろ(ハマチトイウヤロ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:日ソ国交回復。