まちゃつの徒然日記

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Sudbery(サドバリー)

カナダの首都オタワの西方400キロメートルにサドバリーという都市がある。人口は15万人。正式名はGreater Sudbery。18億年前に直径10キロメートルの隕石が衝突し、直径300キロメートルほどのクレーターを形成。その中に位置するため、鉱業が盛ん。銅、コバルト、金、白金、ニッケルを産出するが、中でもニッケルの生産量は世界有数を誇る。「ニッケル?そんなん知らん」なんて言いなや。日常生活でしょっちゅうお目にかかる。50円硬貨や100円硬貨は銅とニッケルの合金。メガネ枠に使用される形状記憶合金は、チタン1に対しニッケル10の割合で製造される。ニッケル・水素電池やニッカド電池の電極にも使用されている。米国5セント貨はその名も“nickel”である。サドバリーは第一次大戦で好況に沸くが、戦後は不景気に陥る。第二次大戦で再び活況を呈するものの、戦後は再度不況となっている。ニッケル価格の上昇下降と連動して好景気と不景気が繰り返されてきた訳。遠因は、1899年に署名が行われ1900年に発効した「ダムダム弾の使用を禁止するハーグ条約」にある。鉛だけの銃弾だと、人の体内で形状が変化し大きな殺傷能力をもつ。そのため、軍用の銃弾には銅メッキやニッケルメッキなどを施すことが義務づけられた。鉛の銃弾にニッケルの上着を着せたように見える。軍用の銃弾をFMJフルメタルジャケット)と呼ぶ所以である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『エサ咲くという(エササクトイウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:沖縄返還を実現。