８月中のウィークデイ、京大桂キャンパスに出かけた。行きは高速を使用せずに一般国道を利用。自宅から西京区の目的地までは、約５０キロメートル。渋滞なしだが、片道に２時間半を要す。その内蒲生４丁目から国道十条までが本日話題のR１。車で京都入りする場合、枚方でR１７０に移り高槻でR１７１に合流するのが癖になっているまちゃつ。が、この日は気分転換に京阪国道、通称枚方バイパスを選択。久しぶりに洞ヶ峠を通ってみようか、と思ったからである。「洞ヶ峠を決めこむ」（有利な方につこうとして形勢を観望すること）が脳裏をよぎる。１５８２（天正１０）年山崎の戦いの際に、明智光秀の軍勢は天王山の南７キロメートルに位置する当地まで進軍。筒井順慶に去就を問うた故事を元に生まれた表現だという。大型トラックの通行が目立つ。見通しは良くない。左手にひらパー、右手に星丘を見る。わずかに左カーブしながら緩やかに２キロメートルほど上るとレストランがあり、そこが洞ヶ峠であった。３０数年ぶりの走行。沿道には家電メーカー研究所、大学、自動車販売店、ネットカフェ、回転寿司などの飲食店が次々出現し一見賑やか。でも、さびれた印象も受ける。売り土地や空き店舗の看板も散見されるからだ。不景気故か。交通の要所故、鉄道も道路も集中。北から名神、東海道本線、阪急京都線、東海道新幹線、R１７１、京阪本線、R１、第二京阪がひしめき合う。通行量から見れば、名神、京滋バイパス、第２京阪はさしずめ事実上の「現代版国道１号」といった所だ。高速道路SA内施設にR１のような多様性は見られない。規制緩和は不可避だろう。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『用事で人浮き（ヨウジデヒトウキ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：A級戦犯。
