試飲室は、ゆったりしたスペース。４人使用のテーブルが並んでいて、一度に１００名は十分に収容できそうである。入口といっても仕切りはないが、その左手にSドライとK生のサーバーがいくつか見える。窓外に目をやると、無色透明のアクリル板越しに広々とした芝生。スプリンクラーが動いている。奥には樹木が植えられており目障りな物はない。天井が高いので室内は明るい。自分の名前が書かれたテーブルに着く。おつまみのチーズと米菓が置いてある。「試飲はお一人３杯まで、お時間は２０分です」とガイド嬢の声。ここは、Aビール吹田工場。１グループ３０名ほどの２グループが午前１１時半に出発。１時間少々をかけて工場内を見学。まちゃつも含め見学者の大半が最も期待しているコースの最終段階に到達した。できたての麦酒をプロ（？）に注いで貰える。もちろん無料。K生を２杯いただく。細かいクリーム状の泡がグラスの１／５ほどを占める。黒ビールの芳香、次に泡を味わう。泡まで旨い。１／４ずつ４口で飲み干す。コクがありまったりしているのに後味がスッキリ。ドライバーにはノンアルコール、未成年者には清涼飲料水（５００ml缶）が用意されている。企業秘密以外で興味深かったのは、３５０ml缶を２４本ずつ段ボールに詰めるパッキング作業。もちろん人員など配置されてはいない。全自動。フォークリフトで工場内に運ばれたのだろう。折りたたまれた段ボール箱が数メートルの高さに積まれている。産業用ロボットが少量ずつつかみ作業台に載せる。リフトで上昇。水平移動しながら１枚ずつ開かれ３次元の箱状に組まれる。その瞬間、横のラインから移動してきた２４本のビールが箱に滑り込むのである。途切れることなく高速で繰り返される。いつまでも眺めていたかったが、コース途中故そうもいかない。もう一度ゆっくり見たいシーンである。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『寺院責めん（ジインセメン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：今年度は、羽生４連勝。
