まちゃつの徒然日記

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Jedi Knight

正直、何がおもしろいのか分からなかった。いい年をした大人が色つきの「蛍光灯」を振り回してチャンバラに興じているだけじゃないのか? 映画『スター・ウォーズ』が公開された当時、まちゃつが抱いた感想である。印象が変わったのは、ジェイムズ・リプトン司会のテレビ番組『アクターズ・スタジオ』に因る。偶然に見た日のゲストが、映画監督・脚本家のジョージ・ルーカス。質問が『スター・ウォーズ』に及んだ際、“Jedi”の由来についてルーカス本人が語り始めた場面は忘れられない。若い頃、『隠し砦の三悪人』を見て衝撃を受けたらしい。だれの作品で何という題名か尋ねたところ、返ってきたことばが黒澤明の「時代劇」だったという。“Jedigeki”と聞こえたのだろう。舞台を宇宙に移して自分も娯楽作品を作りたいと思ったという。改めて1958年制作、『隠し砦の三悪人』を見る。確かにエピソード4には同じようなシーンがある。男勝りのレイア姫は、秋月藩の雪姫。C-3POR2-D2のコンビは、百姓出身の兵、太平と又七の焼き直しであろう。逃亡する敵の騎馬兵を真壁六郎太が追跡するシーンは圧巻。馬上の六郎太は、手綱を持たず日本刀を大上段に構える。ジェダイの騎士がライトセイバーを構える時の所作は、これが起源であろうと思われる。ハリウッド娯楽大作の淵源が黒沢作品にあったとは! ライトセイバーのモデルは日本刀! 『スター・ウォーズ』の構想は、当初エピソード9まで存在したらしい。が、7以降を制作するつもりはない、というのが番組中のルーカスのことばである。残念!


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『どじ、カート造れ』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:買い物が出来るというより身分証明?