まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

ベスビオ火山

イタリア、ナポリ郊外にそびえる標高1281mの火山。B.C.79年の噴火で発生した火砕流は、あっという間にポンペイの町を呑み込んだ。400℃〜900℃の火山灰が時速385kmというスピードで押し寄せるのである。火口から15km離れた場所でも水が沸騰したというから、犠牲となった住民はほぼ即死だったか。その後の発掘調査により、当時の人々の暮らしが2000年の時を越えて次々に明るみに出る。だが、世界中から観光客を集めるポンペイの住民を不安に陥れる事実が判明。1995年12月、火山から北東へ16km、サン・パオロ・ベル・シトという小さな町の郊外、天然ガスパイプライン試験掘削の現場でのこと。20歳前後の女性と40歳代半ばの男性と見られる骨が発見された。当初マフィア抗争の犠牲者かと想像された骨は、実はポンペイ噴火を遙かに遡る、B.C.1770年頃のものと判明したからである。アヴェリーノ噴火と命名された大噴火は、この外にも8000年前、1万1400年前、1万5000年前、1万7000年前にも発生したことが確認されるに及び、ナポリ市当局は新たな防災計画の策定を迫られているという。首都西方には富士山がある。同じ火山国の住民として他人事とは思えない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『疑雲保持(ギウンホジ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:「海は招く」の類。