ボーイング７３７型機は事故件数及び死者数が多い。だが、欠陥機ではない。受注し製造された機数が図抜けて多いことに因る。１９６７年から２００８年のデータでは、ジェット旅客機としては史上最高の５８０７機（！）が製造されている。そうは言うものの、まちゃつが搭乗した２００型に比べると、最新型の９００型は全くの別物。全長が３０mから４２mに、全幅は２８mから３４mに拡張され、エンジンの推力も燃費も向上。収容乗客数は１３０名から２１５名に増加している。航続距離もノーマルタイプで４０００kmから５０００kmに伸びている。写真でしか見られないが、操縦席もスイッチだらけの機械式からグラスコクピットへ設計が変更されている。変化がないのは胴体幅の３．７６mくらい。ただし、クラシック７３７と同じ免許で操縦可能。経費削減に取り組んでいるのは先進国だけではない。パイロットの養成に金がかからないため、途上国の航空会社には救いの神となっているらしい。２９年前の今日、台湾遠東航空１０３便（台北発高雄行きBoeing７３７）が空中分解。作家の向田邦子が取材のため搭乗していた。乗客乗員１１０名全員が死亡。本日は彼女の命日に当たる。塩水の影響で貨物室の機体外板を留めているリベットの腐食が進み、金属疲労により与圧に耐えられなくなったことが原因という。１９７８年『父の詫び状』１９７９年『眠る盃』が記憶に残る。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『不死、羊羹（フシヨウカン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：アレルギー性鼻炎。
