まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

May the bus get stuck in the mud!

“stick in the mud”“get stuck in the mud”で「泥沼にはまる、困難に陥る」の意。1950年代の日本では、舗装路は極めて少ない。歩道はないし、道路は穴だらけ。もちろん、車は速度を出せない。雨でも降ろうものなら大変だ。運転手にその気はなくとも、歩行者が全身に泥水を浴びせられることも珍しくない時代である。世間の不景気とは裏腹に、O村はみかん景気に沸いている。マイカーのない時代、みかん狩りに来るツアー客の移動手段は貸切バス。冬の日曜日ともなると、駐在所北側の小学校グラウンドはバスの臨時駐車場と化す。午前9時くらいから集まり始め20台近く並ぶと壮観だが、そうはならない日もあった。バスは来るのだが、グラウンドに入れないのである。校庭西側沿いには南北方向に幅50cm程の浅い溝がある。晴天続きだと問題はないが、土曜日が雨だと翌日は多少ぬかるんでいる。1台目2台目はすんなり通るが、3台目になるともういけない。自宅直ぐ北側でエンジン音が響き始める。まちゃつが見に行くと、たいていは後輪がスタックしている。抜け出そうと運転手がアクセルを踏む程、タイヤは深くめり込んでしまう。車体が地面につきそうになることもあった。乗客のことなど構わずに多少乱暴に通過すれば、問題なく入場できたのだろうが…。車輪を取られてしまうのは、丁寧にゆっくり通過しようとする場合のようだった。気の毒だが、抜け出すのに20分も30分もかかる。乗客を後部非常口から降ろすシーンにもドキドキしたが、スコップで穴を掘り板を敷いて脱出する場面にはもっと興奮した。そこで、今日の標題、祈願文の登場。「〜が…でありますように」は、“May+ 主語+原形!”を使う。タイトルの「バスがスタックしますように!」はちょっと不謹慎だが、5歳の子どもだから致し方ない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


モグラのタレ、勝ちさ(モグラノタレカチサ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:慣用句。いいものを持っていても使わなければ…。