まちゃつの徒然日記

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バイカル湖

シベリア鉄道は、1891年に東西同時に着工。軌間は1520mm。ヨーロッパの標準軌間の1435mmよりも広い。軌間を広くしたのは、ナポレオンのような人物が再来しても一気に占領される心配が少ないためとも言われている。資金援助をしたのはフランスである。1898年には、西はオビ川橋まで、東はウスリー川沿いにウラジオストクからハバロフスクまでが完成。1904年になると、西はバイカル湖の畔イルクーツクまで、東もバイカル湖南東部ウランウデまで鉄路が敷設される。残すはイルクーツクとウランウデ間のみであるが、世界一深い湖(1741m)バイカル湖の面積は3万1500平方キロメートルというから、近畿2府4県を一回り小さくした広大さ。しかも、南端部は地形が急峻。難工事の連続。ロシア帝国側は、日露戦争の陸上兵力・物資輸送に利用したいのに完成は覚束ない。結局、夏季は砕氷船を購入して連絡。冬季は、何と、結氷した湖面上を列車が走行したという。現在でも、スカンジナビアやアラスカの北極圏では、氷上を道路や飛行場として利用。その先駆けだろう。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『曇って咲いた(クモッテサイタ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:本来優れた価値を持つものは、落ちぶれてもそれなりの値打ちを持つ。