ヘレン・ケラーの祖先をたどる。父方の祖母の又従兄弟にバージニア出身のロバート・エドワード・リー（１８０７年１／１９〜１８７０年１０／１２）がいる。つまり、祖母の親とロバート・リーの親とが従兄弟同士だった訳。リー将軍は南北戦争時の南部連合司令官。結局は敗北するものの、機動性を重んじ意表をつく攻撃で寡兵よく北軍を制す。米国では名将の誉れが高い。ロバート・リーの父親はアメリカ独立戦争の英雄、ヘンリー・リー。アメリカ建国の父の１人に数えられているから、ロバートは名門の出である。１８２５年、ニューヨークの陸運士官学校に入学。４年後に２番で卒業。１８３２年少尉、１８３６年中尉、１８３８年大尉と昇進。１８４６年から１８４８年の米墨戦争（テキサス州がメキシコから独立しアメリカに合併したことが発端）で武勲をたてる。１８５２年、陸軍士官学校の校長に就任。１８５５年中佐。南北戦争（１８６１年〜１８６５年）直前は大佐だったが、リンカーンから北軍司令官就任を要請されたという。奴隷制には賛成ではなかったが、生まれ故郷のバージニアへの郷土愛から辞職し帰郷。南部連合国軍大将に就任。１８６３年ゲティスバーグの戦いで敗北。１８６４年４／９バージニア州でグラント将軍に降伏。指揮官としては「分権的」で、前線にいる部下の判断を優先。命令する際も“order”ではなく“advise”を多用したという。日本史に喩えるなら、信州上田城主の真田昌幸と相通ずるところがあるかもしれない。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『偉人が行くだけ（イジンガユクダケ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：受験料が高過ぎる。
