まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

吉川英治

「―どうなるものか、この天地の大きな動きが。もう人間の個々の振る舞いなどは、秋風の中の一片の木の葉でしかない。なるようになッてしまえ。武蔵(たけぞう)はそう思った」西軍の一員として関ヶ原の合戦に加わり、敗戦。銃弾を受け死体の中に倒れているシーンから始まる『宮本武蔵』。朝日に連載されるのは、1935(昭和10)年〜1939(昭和14)年にかけてのこと。爆発的人気を呼び、購読者増に結びつく。小説故史実通りではないものの、まちゃつも学生時代には夢中になって読む。吉川英治は、1892(明治25)年神奈川県中村根岸(現横浜市)生まれ。父親が事業に失敗したため、小学校を中退。様々な職を転々とする。関東大震災後に『剣難女難』により流行作家となる。以後長編・短編合わせて約260編(!)を執筆。『宮本武蔵』『新書太閤記』『新・平家物語』『私本太平記』等はNHK大河ドラマにもなっている。不運な英治に転機が訪れるのは、横浜ドックで働いていた18歳の時。船底に転落し大怪我をしたものの、命は助かる。これで悪運を振り払ったか。上京し蒔絵師の徒弟になり、川柳家として名をなす。懸賞小説に応募を続け、22歳の時『江の島物語』が講談社の1等に当選。チャンスは、常に準備を怠らない人だけに訪れる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『蟻が思える(アリガオモエル)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:樹上に泡状の卵塊を作る。