東海道新幹線は、１００円稼ぐのに５０円ちょっとしか必要としない。もちろん黒字。JR東海の稼ぎ頭である。建設費用の当初見積もりは、１７８０億円。実際には４０００億円かかる。このうち８千万ドル（当時の為替レート換算で２８８億円）が世界銀行からの融資。名神高速や黒四ダムの建設に二つ返事だった世銀も、鉄道建設の融資にはなかなか首を縦に振らなかったらしい。貨物を除いて人の移動に限れば、近距離は自動車、遠距離は航空機という流れが出来上がりつつあった大戦後の世界。斜陽産業に融資して元も子も失うリスクを負う訳にはいかないからであろう。東京・大阪間の新線建設は必ず利益を生む、との世銀幹部への説得は難渋を極める。結局、１９６１年５／１、借り入れに成功。２０年後の１９８１年に無事返済を完了している。世界銀行東京事務所のHPに依れば、世銀も債権を売り出して資金を調達している。世間に遊んでいる金などない。
それでは、本日のシャッフルクイズ。その前に、
あしび山荘に出かける方々、気を付けて登って下さい。
『輸血うつ席（ユケツウツセキ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：ヘモグロビンを含む。
