米国アパラチア山脈西麓、東西に長いケンタッキー州。名前を聞いて５月の第１土曜日を連想する人は、競馬ファン。第１回ダービーは、１８７５年に始まったらしい。上戸なら、ワイルド・ターキー、アーリー・タイムズ、ジム・ビームと直ぐ出てくるか。いずれもケンタッキー産バーボン・ウィスキーの銘柄である。リンカーンの出身地であり、石炭の露天掘りでも知られているが、州民の所得水準は５０州の下から数えた方がはやい。この貧しい地域にトヨタが工場を建設して２０年以上が経つ。地域経済に根を下ろしている。少々のバッシングではへこたれないであろう。えっ、フライドチキンしか思いださへんて？ 涙ちょちょぎれるアルヨ。本日の話題は、同州中央部に位置するマンモス洞である。１９４１年７／１に国立公園となり、１９８１年１０／２７に世界遺産に指定されている。元々海底だったところが隆起、３層から成る石灰岩の上に砂岩の層がかぶさる台地状を呈する。主洞は石灰岩の２層目と３層目の間にある。地底１３０ｍを川が流れ、そのままグリーン川に注いでいる。面積２１４平方キロメートルというから、大阪市全域がカルスト台地と思えばよい。最長の洞は５９１km以上！ 新しい洞窟が発見されるため、世界一が毎年更新される。一般向けのライトアップされたコースでは、所要１時間から６時間の各コースが用意されている。短いコースなら、見学料は大人１０ドル。公園の入口と洞の入口は離れているから、申し込みが済んでも車から降りないこと。前の車についていかなアカンで。あぁ、それから防寒対策を忘れずに。洞内は、年中１２℃から１５℃やで。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『動くし有限か（ウゴクシユウゲンカ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：恒星のエネルギー。
