まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

『赤毛組合』

中学生の頃推理小説に夢中になり、図書室内のものはすべて読んだ。規模の小さな図書室とはいえ、全部読むのは大変。1回に1冊しか借りられないからだ。でも、例外があった。夏休み中は1人5冊までOKなのである。裏技もあった。図書クラブに入っている友人TNの話では、部員はそれとは別に15冊まで借りられるという。仰天し、心底図書クラブに入りたくなったが、既に2つのクラブに入っていたので諦める。まちゃつの読みたい本をTNに借りて貰ったのは言うまでもない。エドガーアラン・ポーの『モルグ街の殺人』『黄金虫』『黒猫』、ガストン・ルルーの『黄色い部屋の秘密』、チェスタートンの『ブラウン神父』シリーズなどだが、45年も経てば、筋など忘れてしまっている。衝撃的だったのは、コナン・ドイルの『赤毛組合』。質店だったか、商店に働きに来た青年はバイト代が半額でいいと言う。明るく熱心に仕事をするのにである。これだけであり得ない話だが、店主には、暇な時間帯を利用した高額な仕事の紹介までしてくれる! 時間に急かされることはない。百科事典を写すだけの気楽な作業であるが、赤毛の人でなければならないという。こんなうまい話があるはずがない。シャーロック・ホームズの登場。続きが気になる方は“Red Headed League”を読まれたし。ネット上ならただで読める。ただし、英文。今日はエジンバラ出身の眼科医、ホームズ生みの親でもあるArthur Ignatius Conan Doyle(1859〜1930)の命日にあたる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『札束の的(サツタバノマト)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:日当たりの良い草地にいるよ。