福岡県出身の海軍中将。１８８４（明治１７）年８／１０〜１９５３（昭和２８）年１２／１。１９０３年に海兵卒。日露戦争開戦時は「松島」乗組。日本海海戦時は「八雲」乗組。１９１０年海軍大学校卒。１９２１年海相秘書官。後に「金剛」艦長。１９２７年少将に昇進。１９３２（昭和７）年海軍兵学校校長時に「五省（ごせい）」を考案。五省とは、生徒がその日の行いを反省するために自らに発していた５つの問いかけをいう。以後１０数年生徒に唱和させたらしい。
至誠にもとるなかりしか（真心に反する点はなかったか）
言行に恥づるなかりしか（言行不一致な点はなかったか）
気力にかくるなかりしか（気力に欠ける点はなかったか）
努力にうらみなかりしか（努力が足りない点はなかったか）
不精にわたるなかりしか（面倒くさがった点はなかったか）
戦後に占領軍の幹部が英訳し、米国海軍兵学校（アナポリス）に掲示される。しかし、合理的且つ柔軟に物事を考える海軍に於いて、漢文調の五省など伝統と相容れないと主張するOBも多かったらしい。敗戦は事実だが、戦前のものすべてが悪だとは言い切れないようだ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『しらい子だ（シライコダ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：首都圏都市名。
