まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

中宮寺

法隆寺夢殿の東に隣接する尼寺。聖徳太子が母親のために建立したと伝わる。国宝、天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)は、太子の没後、妃が太子と太子の母親が往生した天寿国のさまを侍女たちに縫いとりさせて、太子を偲ぶ手がかりとした。繍帳は室内に垂れさげて、室内を隔てる刺繍した垂れ布。当初は2帳であったが、今は破損し現存するものはその残欠。参拝する目的は、弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)を拝むため。弥勒菩薩は、釈迦が亡くなって56億7千万年後のこの世に出現。竜華三会(りゅうげさんね)の説法によって衆生を救うという。太陽の寿命が尽きた後に現れてもねぇ。でも、左脚を垂れ、右脚を曲げ左の膝頭に乗せて腰掛け、右手を頬に挙げ、僅かに微笑みをたたえ思考にふける姿は、その体つきと併せて優美の極致。仏師の力量が偲ばれる。不思議だったのは、本堂に無造作に安置されていること。厳重な警備の下にあってもいいはずのものである。まちゃつは、コピーを拝まされたかなぁ。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『死地知らず(シチシラズ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:錦糸卵を使う。