まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

初めての東京

小学4年生の夏、母方の祖母Mに連れられ叔父KT宅に出かけた。Nancy台風(1/20付日記)来襲の際、物置小屋で独り過ごした事へのご褒美かもしれない。叔父は陸上自衛隊の士官で板橋区に住んでいる。午前8時半大阪駅発、急行「六甲」に乗車。7時間半かけて東京駅に着く。「『生き馬の目を抜く』東京に着いた。騙されないように用心しなさい」降車後、祖母の第一声である。現在の大阪環状線と同じ塗装色の山手線に乗り換え赤羽駅で下車。タクシーを利用。東京オリンピックの2年前である。東京でしか見られない鉄筋コンクリート造り5階建てがずらりと並んでいる。叔父KT宅は3階。モダンな感じがした。翌日「キュウジョウに行くかい?」と尋ねられ、「はい!」と答える。プロ野球ファンのまちゃつが後楽園球場を連想していたら、皇居に到着した。皇居のことを宮城(きゅうじょう)と呼ぶのを初めて知る。濠には白鳥に混じって黒鳥もいたのだが、思わず「黒い白鳥がいる!」と叫んでしまう。警視庁の地下食堂街でクリームソーダをご馳走になった。奥へ進むほど安くなっていく。入口付近で110円だったクリソは、結局80円で賞味できた。その頃は元気だった都電に乗り上野恩賜公園へ。公園のある場所は江戸時代なら寛永寺の境内である。「恩賜」が付くのは、明治に入って官有地となり、大正13年宮内省から東京都に下賜されたかららしい。西郷さんの銅像を見てから入園。乗り物には興味のあるまちゃつが東園と西園とを結ぶモノレールを珍しそうに見上げていたら、叔父から「乗るかい?」と声がかかる。乗りたい気持ちはあったが、見るだけで充分と答える。周りには博物館や美術館もある。とてつもなく広い公園だと思ったが、53万平方メートルは長居公園の65万平方メートルより狭い。広く感じたのは、丘を登っていくからか。まちゃつは、動物には関心がなかったのだろう。不忍池の弁天さんが記憶に残っているだけである。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『芝生無し(シバフナシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:首都圏都市名。