１９７４年から６年連続米NBCで放映された、ジェイムズ・ガーナー主演のテレビドラマ。日本語吹き替え版は「ロックフォード氏の事件メモ」のタイトル。１９７５年からテレビ朝日系列で放送が始まる。ジム・ロックフォードは、無実の罪で服役した経験のある私立探偵という設定。二枚目だが、ちょっととぼけたユーモラスなキャラクター。名古屋章が声優をやっていた。銃の使用やバイオレンスが少ない代わりに、愛車のポンティアック・ファイアーバードを使ったカーアクションは凄い。一瞬での１８０度方向転換など、車の走行限界を利用したドライブテクニックを披露する。ストーリーも凝っている。事務所はトレーラーハウス。留守番電話が写り、「こちら私立探偵ロックフォード、お名前とご用件をどうぞ。ご連絡は後ほど。ピーッ」若い女性の声で「ロックフォードさん、わたし困ってるの。電話じゃ話せないわ。直ぐに来てーっ」で始まる。手助けしてくれる友人は、警察ではベッカー刑事。ただし、ベッカーの上司であるチャップマン警部補からはいつも目を付けられている。裏社会の情報に通じているちょっと危ないエンジェルは、元刑務所仲間。日本語吹き替え版にのみ、名古屋章に依る「私立探偵５カ条」がアナウンスされる。１日２００ドルプラス必要経費で仕事をするロックフォードのキャラを言い得て妙。曰く「１つ、探偵は容姿端麗、眉目秀麗であっては…ならない。２つ、探偵はセックスアピールがなくてはならない。３つ、探偵はマイホームを持ってはならない。４つ、探偵はマラソンが強くなくてはならない。５つ、探偵は銀行預金があっては…ならない」５つ目の最後の部分だけは、ゆっくりちょっと哀感を込めて読み上げられる。もう見られないと思っていたら、DVDが出ているとのこと。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『鉄入りぜんざい（テツイリゼンザイ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：マニフェストに廃止と書いてあったけど…。
