まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

函館山

函館山は独立した島であったが、潮流の作用により砂州が形成され北海道本島と陸続きとなった。砂州上に発達したのが函館市街。潮岬と同様、陸繋島と呼ばれる地形である」高校の地理で習った通り、頂上から見下ろすと市街が砂州上にあるのがよく分かる。戦前は要塞地法で指定を受けていたため、登ることはおろか撮影さえも禁止されていたそうだ。夜景が称えられる理由は街の照明の明るさにあるのではなく、半円状の漆黒の海が左右から迫る構図にあるのだろう。尾形光琳の「紅白梅図屏風」に通じるものがある。風が強い。まちゃつが訪れたのは、北島三郎の歌う「函館の女」がヒットしてから10年ちょっとが経過した頃だった。1番ではなく2番が思い起こされたのは、実際に歌の舞台にいたからであろう。

函館山の頂きで七つの星も呼んでいる
 そんな気がして来てみたが灯りさざめく松風町は
 君の噂も消えはてて沖の潮風こころにしみる

石川啄木も函館に居た。独特の三行分かち書きで「東海の小島の磯の白砂にわれなきぬれて蟹とたわむる」と詠んでいる。頂上から見ただけでは、「磯」は見当たらない。「浜」ではないかと思った記憶がある。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


床山、しばこ(トコヤマシバコ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ノーベル賞受賞者