１９５８年初飛行。収容乗客数は２クラスで１１０名。１クラスで１７９名。全長４４ｍ、航続距離６８００ｋｍ。１９９４年就航の双発ジェット７７７‐３００なら、３クラスで３６５名、２クラスで４５１名、１クラスで５５０名の乗客を収容。全長７３．９ｍ、航続距離１４６００ｋｍ。現在の機材と比較すると、当然見劣りがする。半世紀以上前に製造された７０７の胴体直径は、トリプルセブンのエンジン直径よりも短い！ だが、当時としては大型の４発ジェット機である。派生型も含め１０１０機が生産される。堅牢さが特長。ケネディー大統領からレーガン大統領まで２８年間、大統領専用機「エアーフォースワン」として使用されたという。７０７の呼称を耳にしたのは４４年前の今日、１９６６年３月５日のこと。まちゃつは中１である。ロンドンから西回りに世界一周飛行中だったBOAC（現在のBA）９１１便が、富士山上空で乱気流に巻き込まれ空中分解。御殿場市太郎坊付近に墜落したのである。乗客乗員１２４名全員が死亡した。機長は当初、伊豆大島から香港に向かう計器飛行を予定。離陸後に富士山上空を飛行する許可を管制官に求め、コースを変更。乗客に富士山を見せるサービスを実施しようとしたとも伝えられる。富士山上空ではこれより前、航空自衛隊のF８６戦闘機が乱気流に巻き込まれ４機中２機が墜落している。富士山は遠くから見れば美しい山だが、近づくと怖い。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『赤メシ黒い（アカメシクロイ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：ロマノフ王朝崩壊。
