まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

霧ヶ峰

車山1925mを中心とする標高1600m〜1900mの高原。夏はグライダー練習、冬はスキーのメッカ。その名の通り、霧が発生する。高校1年時の登山では天候に恵まれ、その名を実感せずに幸運だった。社会人となり、車の免許を取得。八島ヶ原湿原ニッコウキスゲを見ようとひとりで再訪。苦労して登った鷲ヶ峰(1798m)を横に見ながらスイスイドライブとはならなかった。フォグランプを装備していないからか、ビーナスラインでは濃霧に悩まされた。ちょっと霧が晴れても、直ぐに次の霧が発生。雲の中にいるのだと諦め、ノロノロ運転。話は元に戻り、高1の夏、車山登山の途中のこと。下山してくる中年の男性5人組とすれ違った。1人が灯油缶ほどのポリタンクを担いでいる。中身は飲料水。大事に飲んだのだろう、半分程残っているのが見える。かんかん照りの中、飲料水を早々と消費。顎を出している高校生の集団が可哀想になったのだろう。山男達は、タンクごと惜しげもなく水を分け与えていた。もちろんタダで。彼らも当然のどが渇いていたはずなのだが…。頂上に着くと、下界では40円もしない清涼飲料水が3倍を超える120円で販売されていた。当時は暴利だと憤ったが、人力で担ぎ上げるしかない場所である。今なら、致し方ないと思える。霧ヶ峰と聞くと、清々しい山男達を思い出す。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『はたくし、払う雪(ハタクシハラウユキ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:山田耕筰と共にK西学院の校歌を作る。