１９５９年、東京行きの急行「阿蘇」に家族で乗車。大阪の叔母宅に出かけるためである。始発駅から乗らないと座れないので、福岡県との県境にあるA駅から熊本駅まで一旦逆戻り。指定席ではない。１時間以上前からホームに並ぶ。午後５時過ぎの発車。急行「阿蘇」を牽引していたのは、シゴロクことＣ５６か。１４両連結と分かるのは、駅を出てカーブに差しかかってからである。大旅行の目的は引越の下見。両親にとって楽しかったはずはない。まちゃつは、訳を知らされていないから、長距離の旅に興奮していた。デッキに出て扉を開ける。当時は、走行中でもロックされていない。真下に見えるバラストが流れるように移動。高速に思えたが、多分時速６，７０kmまでのはず。連結部にある可動式鉄板にも乗る。見物のためトイレに行った。便器の下にはレールが見える(>_<)。トイレの使用は、走行中のみ可。国鉄の列車は、固体も液体も線路際にまき散らして走行していた。正に「黄害」であるが、それが当たり前の時代である。隔世の感ありである。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『晩、無駄や（バンムダヤ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：建設中止。
