学生をちょっと担いでみて面白がるところがペーダ先生にはあった。1973年、オイル・ショックの起きる年のこと。「夏休み中、サッカーのインターハイを見にUenoに出かけた。ところで、Uenoがある都道府県を知ってるかい?」教室に学生が入ってくる度に質問する。学生は遅刻している訳ではなく、間に合っている。でも、ペーダ先生が教室に現れるのは定刻30分前だから、ほとんどの学生が不意打ちを食らった格好になる。慌てて「東京にあると思います」と答える。「いや、違う。三重県にあるんだよ」学生がきょとんとしたり、けげんな表情をしていると、「三重県のIga-Uenoだ」ととどめを刺す。日本にある地名を大学生が知らないと、いかにも(してやったり!)という表情の笑みを浮かべられた。「担ぐこと、一杯食わせること」は“hoax”。“play a hoax on 〜”で「〜を担ぐ」となるターイ。前置詞が一般的な“to”ではなく、“for”でもなく、変てこりんな“of”ですらない。“on”となるのがミソ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ペコ、池行って(ペコイケイッテ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:WaT。大阪狭山市出身。