山形県天童市で伝統工芸品の駒を見た。書き駒、彫り駒、彫り埋め駒、盛り上げ駒の４種がある。書き駒は、木地に漆を直接書き込んだもの。彫り駒は、木地表面を彫った部分に漆を塗ったもの。普及品から中級品がある。彫り埋め駒は、木地表面を彫った部分に漆を木地の高さまで埋め込んだもの。高級品である。盛り上げ駒は、漆を木地表面より更に盛り上げたもので、最高級品。タイトル戦に使用されるらしい。木地はツゲ（黄楊）が最高級品。東北産のホオノキ、カエデが使われることもある。何百万円もする品があると聞く。将棋は好きだが、スーパーで販売されているような千円程度の品にしか縁がない。駒の形は不揃い。文字もインクで印字されたものである。まちゃつが触れた一番上等な駒は、プラスチック製。OCU将棋部（大学将棋界では強豪）Ｋさんが、対戦用のを職場に置いていったもの。折りたたみ盤の裏にサインもある。「将棋が強くなるには、どうすればいい？」と聞いてみると、「将棋は駒を動かしての対話ですから、対話ができるようになれば相当強いのでは」との答えだった。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『団扇しようよ（ウチワシヨウヨ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：地下鉄御堂筋線の駅名。
