まちゃつの徒然日記

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『八甲田山死の彷徨』

八甲田山」は、青森県中部に位置する火山群。最高峰は大岳1584m。「彷徨」は、さまようこと。1902年1月、陸軍青森第五連隊所属の中隊210名が八甲田山へ雪中行軍を行い猛吹雪の中で遭難。199名が凍死する事故が起こる。日露戦争を想定し冬季寒冷地での戦いに備える訓練中のことであったという。時を同じくして、弘前31連隊でも小隊38名が青森を目指して八甲田山中を雪中行軍し、無事に青森に到着。この対照的な出来事をモチーフに書かれた新田次郎の小説が、本日の話題である。新田次郎、本名は藤原寛人。長野県出身で東京電通大卒。気象庁職員となり、富士山測候所にも勤務しただけあって、寒さの描写はリアリティーたっぷり。うだる真夏に読むことをお勧めする。冬季に暖房のない部屋で読めば、凍死しないまでも風邪くらいひきそうである。2005年に200万部超のベストセラーとなった『国家の品格』の著者、藤原正彦お茶の水女子大名誉教授は、新田次郎の次男にあたる。書く意欲についても、さすが血筋は争われない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『親子まとまりしや?(オヤコマトマリシヤ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:市名、金魚の養殖。