１７５９年生まれ、１８２９年没。当時としては長生きの方か。定信が１１歳になる１７７０年頃より、冷夏や悪天候のため農作物の収穫が激減。追い打ちをかけたのが１７８３年４／１３の岩木山の噴火。続いて８／３には浅間山が噴火。火山灰の降下で食料の供給に大打撃。東北地方を中心に全国で２万人が餓死。幕府による改易を恐れた諸藩は、被害を少なめに報告。実際の死者数は１０万人とも２０万人とも言われている。この年に藩主に就任し、白河藩では餓死者を１人も出さなかったという。老中となり、寛政の改革を断行。父親は田安宗武。八代将軍徳川吉宗の次男にあたる。伯父が、九代将軍徳川家重。家重は言語不明瞭で、側用人大岡忠光しかそれを理解できないことで知られる。NHKのドラマにもなった人物である。老中の職にあった１７９２年９月、根室にアダム・ラックスマンが来航する。漂流民の大黒屋光太夫ら３名を送り届け、ついでに通商も要求。函館に回航させ２名を引き取り、通商は拒絶。１名は船中で病死したという。老中を辞職した後の１８０１年、「士民共楽」を理想として南湖公園築造に取りかかってもいる。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『また理屈（マタリクツ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：JR環状線の駅名。
