まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

A寝台

5月の連休に山形の斎藤茂吉記念館を訪ねた時のこと。当時、夜行バスはない。航空機でポンと飛ぶか、新幹線を東京で乗り継ぐか迷った。結局、どちらも選択せず、寝台特急日本海に鶴岡まで乗車することに決める。寝ている間に山形まで移動できるし、一度はA寝台に乗ってみたいと思っていたからである。様々なタイプがある現在と違って、まちゃつが乗車した頃のB寝台はベッドが線路と垂直方向で幅は70cm。通路は車両の窓側。一方、A寝台はベッドが線路と平行で幅は90cm。通路は車両中央にある。A寝台1両当たりの定員は28名、ゆったりしている。午後8時17分大阪駅発の日本海3号青森行きのA寝台券は、難なく取得できた。鉄道離れで人気薄のためか、寝台番号は1番と2番である。青森車両センター所属の日本海2号と3号は、12号車がA寝台車で青森側に位置している。つまり、大阪から乗車すれば先頭車両だ。と言っても、その前に電源車とEF81形電気機関車がいるから3番目だが。因みに宮原総合車両センター所属の日本海1号と4号は1号車がA寝台で大阪側に位置している。発車時刻が近づいてきた。駅弁と大きめの缶ビールを買い込む。残念ながら、食堂車が連結されていないから。寝台車12両(37t×12)と電源車(おそらく50t以上)を牽引するEF81形が約100t。しずしずと入線しても合計重量が600tともなると、なかなかの迫力だ。12号車に乗車したのは10人に満たない。空いている。鶴岡到着は、6時過ぎである。案内放送開始前のため、起こしてくれるよう車掌に頼む。過ぎゆく明るいホームを眺めながらの食事が済むと車内探検。洗面には冷水器があり、三面鏡を装備。まちゃつは吸わないが、喫煙室もある。トイレは和式と洋式。洋式には便座カバー付き。浴衣、毛布、枕もあって、至れり尽くせり。ただ、車両が古いからかドア横の金属がブルブル振動。まちゃつは、夜通し眠れなかった。A寝台でもリラックスできない年齢になったというべきか。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『キザが緩和(キザガカンワ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:大阪湾に注ぐ。