今、使用中のワープロソフト画面右側にナレッジウインドウがある。ヘルプ、文書のチェック（誤字脱字、表記ゆれ）のための欄だ。“knowledge”（ナレッジ）は“know”の名詞形、「知識、認識、知ること」の意。“ac-”は“ad-”と同様、「方向、変化、完成」を表す接頭語。２つを合わせると「（しぶしぶ）認める、認知する」、高校で習う単語だ。この“acknowledge”には「（人に手を挙げたり、微笑んだりして）会釈を送る、挨拶をする」という意味もある。演説前のオバマ大統領、拍手や声援を認めると、微笑むだけでなく「手を挙げ」「指差し」「うなずき」応えている。陽気で屈託がなく、素直で自然な気持ちの発露に見える。まちゃつが大阪に引っ越してきて間もない、小学３年生の頃。家族で駅まで歩いていると、鉄工所の工場兼自宅の２階から同級生の女の子が手を振ってくれている。亡母が「返事してあげなさい」と言うが、引っ込み思案で、新しい学校に慣れていないまちゃつには「挨拶を返す」ことができなかった。その小学校からも直ぐに転出。“acknowledge”を見ると、半世紀前のことを思い出す。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『笑い風土（ワライフウド）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：四字熟語、訳もなく人の意見に付き従う。
