まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

飯炊き係

両親が電気炊飯器を購入するまで、夕食の飯炊き係に任命されたことがある。小学3年生の2学期から4年生の秋までのことだ。初めは嫌でたまらなかった。作業が嫌いだった訳ではない。放課後直ぐに帰宅する必要があり、クラスの友人と遊べないのが辛かったからである。Sケン、三角ベース、シケ、天下町人などには夢中になった。実際、何度か遊び呆けて飯炊きをサボり、こっぴどく叱られた。当時は、都市ガスが普及し始めた頃である。「♪水道完備、ガス見込み、あなたの町です、若い町」が大阪ガスのコマーシャル。プロパンガスを使用している家庭も多かった。まちゃつの家はというと、両親は借財を抱えている。共働きだが、極貧。七輪に練炭で煮炊きをしていた。当然、飯炊きも同じ物しか使えない。帰宅したら、米を研ぐ。研ぎ終わった米の上に手のひらを置く。水は、手の甲の真ん中付近、指の付け根から3cm辺りまで入れる。第1段階終了。アパートの外に出て、七輪、練炭、古新聞、マッチ、斧を用意。新聞紙を1枚取りだし雑巾を絞るように捻り、七輪の底に幾つも重ねる。新聞紙の鏡餅の出来上がり。固く絞った方が、火をつけた時に長持ちする。次に斧を使って薪割り。と言っても長さは10cmほど。まちゃつの住むT中市は、アパートの建設ラッシュ。建設資材の切れっ端が幾らでも転がっているから材料には事欠かない。これがなかなか面白い。3種類の太さになるよう準備。出来るだけ細いもの、割り箸並み、親指ほどのもの順に七輪に一杯になるまで入れる。第2段階終了。いよいよ最終段階、楽しい点火。この一瞬が楽しみで頑張ってきたのである。成功すれば、一番上の大きな木に火がつく。黒い円柱形の穴あき練炭をのせて終了。後はご飯を炊くだけ。気の進まない仕事(勉強)でも、ちょっとした工夫をし楽しみを見つけられればあっという間に終わるかもね。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『かぶら、いつまくのだ?(カブライツマクノダ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:オバマ少年も参拝。津波で流され、お家がない。