まちゃつの徒然日記

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宮脇俊三

1945年、東京帝大理学部に合格。地図や時刻表が好きだったため文科に転入を決意。当時の東大には文転の制度が無いため、翌年文学部を受け直して合格。元中央公論社常務取締役。編集者、作家。1926年12/9〜2003年2/26。父親は、香川県選出衆議院議員、宮脇長吉。男の子が生まれれば、英雄俊傑と一二三四を組み合わせて命名すると決めていたらしい。長男英一、次男雄二の2人は早世。三男が本日話題の人物。傑四は誕生しなかった。まちゃつが作家宮脇俊三を知ったのは、亡母が『時刻表2万キロ』を買ってきたからである。「これ、きっと気に入るわ。あげるから、時間を見つけて読んでみたら」と言う。大学を卒業して4年経った頃である。最初のページを読んでみて、引っかかるところ無し。文章は上手い。内容は、国鉄全線完乗記らしい。筆者本人の手書きとは思えない美しい路線図が乗車区間毎に描かれ、鉄道にまつわる歴史・地形の話題が豊富。直ぐに引き込まれてしまった。時刻表の奥深さを教えられ、後に全作品を読むことになる。「世の中に本を出版したい人は、山ほどいる。でも、採算がとれるほど売れるのはほんの一握り。出版をお断りするのが編集長の仕事のようなところがある。永年断り続けてきた立場の人間が、自分の勤務先から自分の著書を出版するのは如何なものか」と考えた宮脇氏。『時刻表2万キロ』を出版するため、けじめをつけ中央公論社を退職。河出書房新社から出版の運びとなったという。潔い人物である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『罵倒封じ(バトウフウジ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:四字熟語、聞き流すこと。