まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(94)

GDPが世界2位となったものの、ヨーロッパからは「日本人はウサギ小屋に住んでいる」と呼ばれていた頃のこと。ペーダ先生からの質問。「国土も道路も日本よりアメリカの方が広いし大きい。例えば、ロサンゼルスには往復32車線の道路がある。ところが、同じ品物なのに日本製の方が大きい物があるんだ。何か分かるかい?」学生は、だれ1人として正解できなかった。「答えは、財布さ。日本のお札はドル札に比べると紙質がよい。しかし、大きすぎる。米国で買った財布に日本の紙幣を入れると少しはみ出してしまう。逆の場合は困らないけれど、何とかならないかねぇ。因みに小銭入れは“purse”で、札入れは“wallet”というんだ」まちゃつは、義理の叔父から貰ったアメリカ製の札入れを使っていた時代がある。こげ茶の本革製で、H. D. Whiteと刻印がされていた。海軍大佐であったが、アメリカ人は財布にも名前を入れるんだ、と妙に感心した記憶がある。正に先生の発言通りで、聖徳太子の壱万円札はちょっとはみ出し気味であった。そんな声が日銀に届いたのであろう。十数年が経過した1984年11月、壱万円札の表は福沢諭吉となる。縦が8ミリ横が14ミリ短くなり、アメリカ製の財布にも日本の紙幣が収まるようになった。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『他日に売ろ(タジツニウロ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:『国家の品格』の著者、藤原正彦の父親。