「北大西洋条約機構（NATO）に加盟しているイタリア人よりも、社会主義国の東ドイツ（ドイツ民主共和国）に住むドイツ人の方を私は人間として信頼する。多分、アメリカ人の中では、私と同じ考えの人は少なくないと思う」米ソ冷戦下の１９７２年、ペーダ先生の発言である。当時、大学生のまちゃつは、自分が生きている間にソ連が崩壊したり、冷戦が終結したりするなど想像すらできなかった。イタリアがヨーロッパで三？国扱いされていることは承知している。でも、社会主義思想に洗脳され、政治的発言の自由がない国の人の方を信頼するという内容には驚かされたのを覚えている。ところで、本年６月１９日、日本人カップルがローマのレストランでの昼食代に７００ユーロ（９万４０００円）を支払わされた旨を伝えるニュースがあった。ぼったくり請求事件だ。ガイドブックにも載っており、歴史もあるレストランでのことらしい。イタリア政府のブランビラ観光相が謝罪。店は閉鎖。被害者に無料招待を表明したとか。どんな国にも悪人はいるだろうが、まちゃつにはペーダ先生の箴言を証明する事例に思えてならない。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『徹マン本当（テツマンホントウ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：大事なことと些細なことを取り違えること。
