１８５９（安政六）年、長崎、神奈川、函館の各港に「運上所」が設けられた。前年の１８５８年７月、幕府が安政の五カ国条約を結び、函館・神奈川・長崎・新潟・兵庫の５港の開港を約したからである。中学生までなら、日米修好通商条約と習う不平等条約だ。勅許を得ていないため、尊王攘夷派が憤激。安政の大獄で多数が投獄、処刑される。弾圧した井伊大老も、１８６０年３月３日桜田門外の変に倒れる。激動の時代に誕生した「運上所」は、輸出入貨物の監督、税金の徴収の外、外交事務を執り行った。税関記念日は、１８７２（明治５）年の今日、「運上所」が「税関」と改められたことに由来。税関業務に対する理解や協力を得るため、記念日を設けイベントを開催している。最近は、不正商品の展示、密輸手口の紹介、海外旅行時の税関手続き、麻薬探知犬のデモンストレーション等が実施されているという。港区築港にある大阪税関は、１８６７年８月に現在の西区川口に誕生。因みに現在阿倍野区に所在するM山学院は、１７年後に同地で産声を上げている。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『おかか、やだっ（オカカヤダッ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：外務大臣。
