シーズン途中にレッズからヤンキースにトレード。守備は内外野をこなすユーティリティー・プレイヤーで、背番号は17。8月31日のオリオールズ戦、お休みのA・ロドリゲスに代わりに3塁を守り、一躍その名を知られる。7回2死まで続いていたアンディ・ペティット投手の完全試合を守備のミスからつぶしてしまったからである。ダグアウトでしょげ返るヘアストンに、ペティットを始めチームメイトが慰めのことばを掛けたという。5対1で試合には勝ったからだろう。この日のペティットの投球は格別。9/2付ワシントンポスト紙は、“Yankees' Pettitte Takes No-Hitter To 7th vs. O's”「ヤンキースのペティット7回まで完全試合 対オリオールズ戦」の見出しとともに、「何でもないゴロをレフトに逸らすことがなかったら、当然歴史に刻まれる投球となったであろう」と伝えている。レッズでのヘアストン選手は、今季86試合に出場、打率は2割5分4厘。ヤンキースに移籍後は、45試合に出場、打率は2割3分7厘である。弟のスコット・ヘアストン選手(アスレチックス所属)とともにメキシコ代表としてWBCにも出場している。ヘアストンという文字から、ペーダ先生のことば“Everything is opposite in Japan.”「日本では、あらゆるものが逆さまだ」を思い出した。ライオンズで活躍した、石毛宏典選手を連想したからである。つまり、「石」が“stone”で「毛」が“hair”なら、日米逆さの実例が1つ見つかったことになる訳。残念ながら、「ヘアストン」の綴りは“Hairston”であり、“e”が1文字不足している。本当に惜しい!
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『海象リボン(セイウチリボン)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:四字熟語、遠くまで見渡せる。