まちゃつの徒然日記

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恩師、Pehda 先生(75)

ペーダ先生お気に入りの音楽家を紹介しよう。スペイン生まれのチェロ奏者で指揮者・作曲家のパブロ・カザルス(1876〜1973)である。彼以前は、両肘を両脇にくっつける窮屈な姿勢でチェロを演奏していたらしい。YouTubeでカザルスの「無伴奏チェロ組曲」を聴いてみた。確かに両肘を両脇から離して演奏している。この演奏法を確立するのに12年を要したという。バイオリンやビオラを軽快に走るライトウエイト・スポーツカーに例えると、チェロは、ゆったりと走る高級車だろう。特に低音部では、穏やかで満ち足りた感じがする。チェロ演奏の歴史では、画期的だったのだろう。20世紀を代表するドイツ人指揮者フルトヴェングラーは、「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすか知らない人である」と述べている。ペーダ先生がカザルスに肩入れするのは、多分、音楽以上にカザルスの政治姿勢に対する共感からだろう。ナチスとは決別、故国でのフランコ独裁政権時代はフランスに亡命している。また、50年代後半からは、アルベルト・シュバイツァー博士らと共に核実験禁止運動に取り組み、1971年、国連平和賞を受賞している。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『学校、すぐクモか?(ガッコウスグクモカ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:窒素酸化物が原因。